Essays & Music

⭐︎Morning Has Broken (Remastered 2011)

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明日は明日の風が吹く

映画『風と共に去りぬ』を初めて観た時の衝撃を、私は今でも忘れることができません。

南北戦争前後の激動のアメリカ南部を舞台に、大農園タラの娘スカーレット・オハラの波乱に満ちた人生と恋愛を描いた壮大な物語。マーガレット・ミッチェル原作のこの作品は、ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルによって映画化され、時代を超えて多くの人を魅了してきました。

中でも私の心に強く残っているのは、レット・バトラーが戦火の中を馬車で駆け抜ける場面です。乱れた髪、シャツをたくし上げた逞しい腕、そして極限状態の中でも漂う危険な色気。女性として思わず胸が高鳴ったことを覚えています。

もう一つ忘れられないのが、スカーレットが隠れて酒を飲み、それを見つけたレットに強引にキスされる有名な場面です。そのまま彼はスカーレットを抱き上げ、暗い階段を上って寝室へ消えていく――。気性の激しいスカーレットと、そんな彼女を大人の余裕で受け止めるレット。二人の危うくも情熱的な関係が凝縮された、とても印象的なシーンでした。

そして、この作品には心に残る名言が数多くあります。

「明日は明日の風が吹く」

過去の失敗や悲しみに囚われず、また新しい明日を生きていこうとする前向きな言葉です。

さらに、戦争ですべてを失ったスカーレットが、故郷タラで土を握りしめながら叫ぶ、

「神にかけて、私はもう二度と飢えはしない」

という台詞にも胸を打たれました。

絶望の中でもなお、生き抜こうとする強さ。その不屈の精神は、観る者に勇気を与えてくれます。女性の私から見ても、スカーレットは「なんてかっこいい女性なんだろう」と思わせる存在でした。

実は『風と共に去りぬ』には続編があります。アレクサンドラ・リプリーによって書かれた公認続編『スカーレット』です。

物語は、レットに去られた後のスカーレットが、故郷タラを立て直し、再びレットの愛を取り戻そうと懸命に生きる姿を描いています。

その中で特に忘れられない場面があります。嵐の中、死と隣り合わせの極限状態を生き延びた直後、スカーレットとレットが激しく求め合う場面です。

死を間近に感じた人間は、生を確かめるように愛し合う――そんな趣旨の描写がありました。それを読んだ時、私は、人間には本能的に生命をつなごうとする力があるのだと感じました。愛欲と生存本能は、どこか深いところで結びついているのかもしれません。

また、『スカーレット』の中でレットは、成功や権力を持つ人間の孤独について、こんな意味のことを語ります。

「自分の城を築いた人間は孤独になる」
「力を持つ者は、最後はひとりだ」

この言葉は、なぜかずっと私の心に残り続けています。

実際に自分の店を持った時、私はこの言葉を思い出しました。自分の責任で決断し、自分の力で守っていくということは、自由であると同時に孤独でもあるのだと痛感したのです。

けれど、それでも私は、スカーレットのように生きたいと思います。

誰かに依存するのではなく、自分の人生を自分の足で背負いながら、欲しいものに向かって必死に手を伸ばしていく。傷ついても、倒れても、また立ち上がる。そんな彼女の強さに、私は今でも憧れています。

そして、もし人生に迷い、目の前が真っ暗になる日が来たとしても、私はきっとこの言葉を思い出すのでしょう。

「明日は明日の風が吹く」

本当に、なんて素敵な言葉なのでしょうか。


今日は、私の気分を上げてくれる
こんな曲をお送り致しましょう 🎶

Morning Has Broken (Remastered 2011)

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